皆さまからお寄せいただいた和菓子作りのお悩み。そのお答えを公開しております!
今回のお悩みは”抹茶”です
「お菓子に抹茶を入れると、分離や色褪せ、ダマになってしまうのですが、どうすればいいのでしょうか」というご質問です。
抹茶の使い方はやや難しいですよね。一番多い悩みはダマになりやすいこと、次が加熱による色褪せです。
ではどうすればよいのでしょうか?
抹茶をお菓子に使う際のポイントは4つあります。
ポイント1:抹茶は使う前に、茶漉しで振るう
ポイント2:少量の湯で溶き、ペースト状にしておく
ポイント3:抹茶を加えたら、加熱しない
ポイント4:加熱する場合は、製菓用の抹茶を使う
です。
ポイント1・2はダマ防止のために行います。
抹茶は静電気でダマになりやすい性質があり、必ずふるってから使ってください。
そして濃茶のように湯で溶きペースト状にしておくと、他の材料と混ぜ合わせた際もダマが出来にくくなります

ポイント3・4は、色褪せ防止です
そもそも抹茶は加熱すると、退色し、香りが飛んでしまいます。そのため、抹茶を加えたら加熱はしない方がいいです。
なるべく最後の工程で抹茶を加えることで、色や香りを保つことができます。

もし加熱をする場合は、製菓用の抹茶を使うのがおすすめです。
色があせないよう加工されているものもありますので、飲用の抹茶を使うよりは、色褪せを軽減できます
ぜひご参考にしていただけると幸いです。
さっそく、抹茶水ようかんを作ってみませんか?下記でレシピをご紹介しています(動画もあります)。ほろ苦甘で美味しいですよ~
