皆さまからお寄せいただいた質問への答えを公開するこのコーナー。
今回は、小豆について。
ご質問は「小豆は他の豆と違って、なぜいきなり煮始めるのか?」です。
乾燥豆は、一晩浸水させてから煮るのが基本ですが、小豆は例外。小豆は浸水させる必要はありません。小豆を洗い、お鍋に水と共に入れて火にかけます。
理由は2つあります。
①小豆は皮が固いため、浸水させてもなかなか吸水しないから
小豆は他の豆と比べてとても皮が固いのが特徴。だから浸水させても、吸水が進まないのです。
また、小豆はへその部分から水を吸うため、内部に先に水が入ってしまい、つけ水にでんぷんなどの成分が溶け出してしまう恐れがあります。
②小豆は水に浸けなくても、煮るとすぐに柔らかくなるから
小豆の内部はでんぷんが多く、水を吸い始めると、すぐに柔らかくなります。皮さえ柔らかくなれば豆はすぐに柔らかくなるので、あらかじめ水に浸ける必要がないのです。
以上です。
みなさまのあん作りの参考になると幸いです。