9月のレッスンでご紹介の中華菓子、ごま団子
ごまをまぶした揚げ団子で、お好きな方も多いのではないでしょうか。何といっても揚げたてが最高に美味しいんですね
レッスンに向けて試作を重ねていたのですが、ごま団子を揚げていると、なぜかよく破裂しませんか?
途中まではきれいに揚がるのに、いつのまにか団子が膨らみ、気付くとぷすーっと破裂(涙)
「あー、また破裂したよぉ」と何度悔し涙を流したことか

破裂の理由を探るべく、ネットで検索すると
「生地に油を入れるとよい」とか「砂糖を少量入れると破裂しない」など、生地に問題ありとの指摘が多くありました。そもそも破裂しやすい生地なのでしょうね。
でも、昔々に受けた調理師学校のごま団子の授業では、破裂せずにきれいに揚がりました。ということは、何かしら原因があるはず
そこで気づいたのが、白玉団子。ゆでても破裂することは絶対にないですよね。白玉団子とごま団子の違いは、中餡があるかないか、そしてゆでるか揚げるか。どちらかと言えば、中餡が破裂の原因なのでは?と考えました。
そうなのです。
試作の結果、中餡の水分量が団子の破裂を起こす原因ということが分かりました。
中華の点心に使う餡は、中華餡と呼ばれ、小豆餡に油を加えた餡が使われています。油を加えて加熱しているので、水分量が調整されており、中華餡を使ったごま団子は破裂しないのです。
ということで、ごま団子の破裂にお悩みの方は、生地ではなく中餡に注目してください!
中華餡を作らなくても、あんの水分を電子レンジで軽く飛ばしておくと、団子が破裂しにくくなりますよ。
9月のレッスンでは、手軽な中華餡の作り方をご紹介。ごま団子を揚げていきます。
ぜひご参加、お待ちしております!
