マスターコースは、和菓子をじっくり学びたい方、和菓子を仕事にしたい方、カフェや甘味処を開業したい方、和菓子教室を始めたい方に向けて、和菓子作りの基本と餡の炊き方を体系的に学ぶコースです。
少人数クラスとマンツーマンクラスがあります。
2025年1月開講の少人数クラスのお申込みは、2024年12月1日より受付中です
マスターコースとは?
和菓子は日常的に食べられているにも関わらず、学ぶ場は決して多くありません。洋菓子に比べ製菓学校、教室、書籍の数など、圧倒的に少ないのが現状です。
和菓子を専門的に学ぶには「製菓学校へ行く」「和菓子教室へ通う」「独学」「店で修行する」という4つの方法がありますが、いずれも学ぶハードルは高いものばかり。
製菓学校は卒業までに1~3年かかり、学ぶ範囲も広く、和菓子を仕事にしたい方にとっては時間やコストの負担があまりにも大きいもの。独学では時間がかかり、お店への就職は容易ではありません。
そこで、より実用的で、より基本に特化した和菓子講座が必要なのではないかと考え、マスターコースを作りました。
あんこラボのマスターコースは、なるべく短期間で、基本から学べるように、7回コースでカリキュラムを組んでいます。
初めての方でもどうぞご心配なく。和菓子の材料から、道具の種類、道具の使い方なども学ぶことができます。また、開業する方にもすぐに使える知識や技術などもお伝えします。
何事も基本を知ることはとても大切。これは私自身がお店で働いた経験から、痛感しました。。
マスターコースではどんなことを学ぶの?
餡の炊き方(つぶあん、こしあん、白あん)と、基本の和菓子4カテゴリーから20種類の和菓子の作り方を学びます。
これらを習得すれば、和菓子の基本はほぼマスター。和菓子の材料(豆、米の粉、膨張剤、凝固剤、砂糖など)や道具についてもご紹介します。
和菓子教室を開業したい方も、十分な知識を得ることができます。レシピもご自由にお使いください
なお、練切のレッスンはありません。
講座で作った和菓子はお持ち帰りいただけます。ご自宅でゆっくりと味の変化も味わってみてください。和菓子1種類につきお一人様4個程度作ります
カリキュラム(全7回)
1回目:小豆あん
小豆あん作りの基本「つぶあん」と「こしあん」作りです。小豆の戻し方からゆで方、こしあんの場合は濾し方、練り上げまで、全工程を行います。また、レッスン中には小豆の種類やおすすめの小豆、揃えたい道具などもご紹介します。
【座学】
・小豆の種類
・あんの種類など
【実習】
・つぶあんの炊き方
・こしあんの炊き方
2回目:基本の和菓子①もち菓子(もち米)
もち菓子作りに欠かせない米の粉についての座学と、基本のもち米のもち菓子3種類(大福、求肥でうぐいす餅、桜餅)の実習です
【座学】
・米の粉の種類と特徴について
【実習】
・大福(白玉粉/蒸し器)
・求肥(白玉粉/鍋練り)
・桜餅(道明寺粉)
3回目:基本の和菓子②もち菓子(うるち米)
うるち米のもち菓子3種類(柏餅、よもぎ餅、みたらし団子)の実習です。もち米系との作り方の違いや作り方のコツなども学んでいきます
【実習】
・みたらし団子(上新粉・白玉粉)
・柏餅(上新粉・白玉粉)
・よもぎ餅(上新粉/よもぎのゆで方)
4回目:白あん(手亡豆)/黄身時雨/水無月(外郎)
手亡豆を使った白こしあん作りを行います。豆のゆで方から裏漉し、あんの練り上げまでの工程を行います。合わせて、白あんを使った蒸し菓子「黄身時雨」と外郎生地の「水無月」を作ります
【座学】
・白あんに使う豆について
・白あんのアレンジ方法について
【実習】
・手亡豆の白こしあんの炊き方
・黄身時雨(黄身火取り餡の作り方)
・水無月(外郎の作り方)
5回目:基本の和菓子③蒸し菓子
お菓子を膨らませる膨張剤についての座学と、蒸し菓子4種類の実習です。あんを包む方法(包あん)の練習もあります
【座学】
・膨張剤の種類(重曹、イスパタ、ベーキングパウダー)と違い、それぞれの特徴
【実習】
・栗蒸し羊羹(あんにつなぎを入れる蒸し羊羹の作り方)
・浮島(メレンゲで膨らませる、浮島生地の作り方)
・黒糖饅頭(重曹で膨らませる小麦饅頭生地の作り方)
・薯蕷饅頭(山芋をすりおろして作る薯蕷饅頭生地の作り方)
6回目:基本の和菓子④焼き菓子
オーブンを使う焼き菓子「オーブンもの」の中から桃山と栗まんじゅう、「平鍋もの」からどら焼きの実習です。どら焼きはホットプレートを使います
【実習】
・桃山(黄身火取りあんの作り方)
・栗まんじゅう(焼き饅頭生地の作り方)
・どらやき(三同割生地の作り方/どらやきの焼き方)
7回目:基本の和菓子⑤流し菓子、葛・わらび餅
寒天の種類や特徴、使い方についての座学があり、実習はみつ豆、水ようかん、葛まんじゅう、わらび餅です
【座学】
・寒天について
【実習】
・みつ豆(糸寒天の使い方、赤えんどう豆のゆで方、黒蜜の作り方)
・水羊羹(糸寒天の使い方、羊羹の作り方)
・葛まんじゅう(本葛粉の使い方)
・わらび餅(わらび粉の使い方)
1回目のレッスンにてレシピ冊子をお渡しします。レシピは動画付き。予習・復習にご活用いただけます
マスターコース、こんな方におススメです
◎なるべく時間をかけずに和菓子を学びたい方
集中して学ぶことで、より確実に和菓子作りを習得できます。
製菓学校では幅広く和菓子を学びます。確かに数多くの和菓子を習得できますが、あまりにも範囲が広い。
マスターコースは内容を絞り、全7回コースにしました。広く浅くよりも、深く学びたい方におススメです。
◎和菓子作りの基本を習得したい方
和菓子作り初めての方や、練切り講座を受講したけれど和菓子の材料や基本を知りたい方、餡作りからマスターしたい方におすすめ。
基本を学ぶと、和菓子作りも上達し、菓子作りのなぜ?の疑問が明らかになります。菓子作りに基本の習得は欠かせません。
◎和菓子教室を始めたい方、料理教室に和菓子メニューを追加したい方
和菓子教室を始めるのに充分な基本メニューを習得することができます。レシピもどうぞご自由にお使いください。許可は不要です
◎カフェや甘味処を開業したい方
実用的な和菓子作りを学ぶことができます。開業にあたって、ご希望があればメニュー作りなどもサポートします。
また、お店を開業すると一番の壁は「集客」。過去、メーカーや代理店でマーケティングを担当していました。その経験を活かし、WEB告知・集客方法もサポートします。集客・マーケティングについては、個別にご相談をお受けしております。
マスターコース受講者の取材記
・和カフェ あんさん
・甘味と陶の家 静 さん
・あんたいむさん
・みつたまさん(現在はオンラインショップ)
クラスについて
◎マンツーマンクラス
日程はご都合に合わせて、プランさせていただきます。
レッスン時間は1回あたり約2.5~3時間です。随時、お申込みを受付けております
◎少人数クラス(2025年1月スタート)
水曜日クラス/土曜日クラス(隔週の開催となります)
時間:9時45分~13時
定員:各4名様
開催日程:
<水曜日クラス>1月8日、1月22日、2月5日、2月19日、3月5日、3月19日、4月2日
<土曜日クラス>1月11日、1月25日、2月8日、2月22日、3月8日、3月22日、4月5日
2025年1月開講の次は2025年9月となります
受講料について(7回のご受講料)
◎マンツーマンクラス:254,000円(税込)
◎少人数クラス:181,000円(税込)
お申込み後のキャンセルはご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。
お支払い方法はお振込みにて、レッスン開始前に一括または分割(2回)でお支払いをお願いいたします。
振替について
少人数クラスでご欠席の場合、1回分は個別の振替レッスンを行います。
複数回ご欠席の場合は、恐れ入りますがレシピをお渡しさせていただきます
持ち物について
エプロン、ペン、手拭きタオル、レシピ(初回にお渡し)、持ち帰り用の容器(タッパー等)、持ち帰り袋をお持ちください。1回目の開講時にもご説明させていただきます
お飲み物なども、ご自由にお持ちいただけます
マスターコースのお申込み
◎マンツーマン
下記のお問合せフォームに、希望の受講ペースやお名前等をご入力いただき、送信ください。お問合せの方も下記のフォームをご利用ください。2~3日以内に必ず返信させていただきます
◎少人数クラス
下記よりお申込みをお願いいたします(2024年12月1日より申込開始です)
お申込み後、詳細のご案内をメールにて1~2日以内にお送りさせていただきます
和菓子を深く学びたい、和菓子教室を始めたい、カフェを始めたいなど、皆さまの目標達成に向けてサポートいたします。
和菓子の世界は狭き門。しかし、いつからでも和菓子を仕事にすることは可能です。和菓子屋さんに勤めるだけが、和菓子の仕事に就く方法ではありません。いろいろな方法があります。
今から始めても遅すぎるということはなく、私もスタートは30代半ば。むしろスタートがその年齢で良かったと思っています。
まずは一歩を踏み出しましょう。日本の素晴らしい文化「和菓子」に関わってみませんか?