大粒で存在感のある花豆。甘く煮るとふっくらとやわらかく、やさしい甘さがじんわりと広がります。
ただ、花豆は大きく皮も厚いため、吸水や加熱には時間がかかるのが難点。
いろいろ試した結果、圧力鍋を使うことで、短時間でふっくらとした仕上がりに。
皮の美しい模様もそのまま残り、理想の花豆甘煮が完成しました。
材料(作りやすい分量)
- 紫花豆:100g
<シロップ>
- 水:150cc
- 上白糖:45g
- 塩:少々

使用する道具
- 圧力鍋
- 鍋(シロップ用)
- ボウル
作り方
調理時間:約60分(豆の吸水時間を除く)
1.花豆を吸水させる(2日間)
- 花豆をボウルに入れ、たっぷりの水(分量外)を注ぎます
- 2日間ほどそのまま置き、途中で1回水を替えます

2.圧力鍋で豆を加熱する(30〜40分)
- 吸水した花豆をよく洗い、圧力鍋に入れます
- 豆がかぶる量のたっぷりの水(分量外)を注ぎます
※圧力鍋の豆調理ラインを超えないように - 圧力鍋の蓋を閉め、中火にかけます
- 圧がかかったら弱火にし、30〜40分加圧します
- 加熱後は火を止め、自然に圧が抜けるまでそのまま置きます




3.豆のやわらかさを確認
- 蓋を開け、豆の柔らかさを確認します
※指で軽く押して潰れる程度が目安です

4.シロップで煮含める(約15分)
- 鍋に水150cc、上白糖45g、塩少々を入れ、中火にかけます
- 砂糖が溶けたら花豆を加えます
- 弱火にして、15分ほど煮含めます
- 水分が減り、豆にツヤと味がなじんだら火を止めます

5.冷まして保存
- 粗熱を取り、保存容器に移して冷まします。冷めると味がよりなじみ、美味しさが増しますよ
保存方法・賞味期限
冷蔵保存で、3〜4日以内にお召し上がりください。
冷凍保存も可能です
おうちでじっくり炊いた花豆の甘煮は、格別の味わい。そのままはもちろん、白玉や寒天、ようかんなどに添えても美味しい一品です。
手間をかけた分だけ、豆のやさしい美味しさが伝わる和の甘味。ぜひ一度お試しください。