皆さまからお寄せいただいた和菓子作りのご質問とその回答を公開しております。
今回のQAは「あんが焦げてしまった…」です
初めてあん作りに挑戦した方から「つぶあんが焦げてしまいました」とのこと。
あんが焦げるお悩み、じつはよくいただきます。
最後のつぶあんの練り上げで、焦がしてしまうと悲しいですよねー。私もあんを作り始めた頃、焦がしたことがありました。
なぜあんは焦げるのか?どうすれば焦げないのか?
あんを焦がさずに仕上げる解決策をご紹介します
なぜ、あんは焦げるのか?
あんは加える砂糖の量も多く、煮詰めるため、水分が減り、そもそも焦げやすい条件がそろっています。
そのため、あんを練る際は焦げないよう注意しなければなりません。
どうずれば焦げないのか?ポイントをご紹介します
あんを焦がさないようにするには?
解決策① 火加減に注意する
強火にし過ぎないように、中火で練り上げます。
最初は水分が多いので、強火でも問題ありませんが、水分が減ってきたら、火加減を徐々に弱めないと焦げます。
解決策② しっかりと練る
あんの練り方は、しっかりと鍋底からヘラを入れてください。鍋底の中心部と端っこは、意外にヘラが届いていないことも。
鍋底の中心部と端っこ、要注意です!
あんを練る道具も大事。おすすめは木べらではなくゴムベラを使うこと。ゴムベラはしなりがよく、ヘラが入りやすいので、焦げる心配がありません。
鍋は雪平鍋ではなく、ぼうず鍋がおすすめ。丸底のおかげで、ヘラが入りやすく、混ぜ残しがありません。あんを焦がすことなく、きれいに練り上げることができます
ご参考になると幸いです。