【和菓子歳時記】8月1日八朔に食べる和菓子

8月1日は八朔(はっさく/八月朔日の略)。旧暦の8月下旬~9月上旬頃に当たります。

ちょうど稲穂が実り始める時期。昔は八朔に豊作祈願が行われていたそうです。台風のシーズンでもあり、無事に収穫できることを切に願っていたことかと思います。

ちなみに八朔は実りの時期にちなんで「田の実の節句」とも呼ばれています。

田の実→たのみ→頼みとつながり、八朔は日頃お世話になっている人へ贈り物をする風習があったそう。これが現代のお中元の習慣の始まりだそうです。日本語は言葉遊びが面白いですよね。

そして豊作祈願と言えば、和菓子(主にもち)も欠かせません!八朔に限定販売される和菓子をご紹介します。

①伊勢・赤福さんの八朔餅

伊勢・赤福さんの「八朔餅」。粟餅を黒糖あんで包んだもの。8月1日のみ、伊勢の本店ともう1店舗限定で販売されるそうです。

伊勢神宮では8月1日に五穀豊穣を祈る八朔参宮が行われます。もし8月1日に伊勢へ行く方は、ぜひ八朔餅を食べてみてください。

私はまだ一度も食べていないので、いつか食べてみたいです

https://www.akafuku.co.jp/product/tsui08/

②たねやさんの八朔福搗餅

小豆の皮入りのきび餅で、きな粉と黒ゴマをまぶしたもの。8月1日限定です

たねやさんなら百貨店にも店舗があるので、比較的購入しやすいですね。私も今年はたねやさんの八朔餅を買おうかな

https://taneya.jp/okashi/kisetsu/hassaku.html

③限定ではありませんが、八朔つながりで…広島・はっさく屋さんのはっさく大福

柑橘のはっさくも漢字は「八朔」。名前の由来は、お寺の住職がはっさくを見て「八朔の頃には食べられる」と言ったことからだそうです。ちょっと謎・・・なぜなら柑橘は冬~春がシーズンだから、八朔の頃はまだまだ実も小さいはずです。

さておき、はっさくを使った広島の人気の大福「はっさく大福」があります。お店は尾道・因島にありますが、都内や各地の広島アンテナショップで購入できます

http://0845.boo.jp/hassaku/index.html

ぜひ機会があったら、八朔和菓子を食べてみてください