古の都、奈良。
奈良は京都に比べ和菓子屋さん情報が少ないのですが、じつは和菓子の宝庫。
魅力的なお店や歴史あるお店、和菓子ゆかりの地もあります。
先日、奈良の和菓子屋さんとゆかりの地を訪ねました。
どこも近鉄奈良駅から徒歩圏内。2時間あれば十分にめぐることができます。
奈良に行ったら、奈良の和菓子巡りへ。おすすめの4軒をご紹介します
1. 饅頭の神様を祀る、林神社
饅頭の祖、林浄因(りんじょういん)さんを祀る神社。漢国(かんごう)神社の中にあります。
林浄因さんは中国・宋の僧侶。14世紀に日本へ饅頭を伝え、奈良でまんじゅう作りを始めた方で、饅頭の祖となりました。
その後、林さんの子孫は京都へ移り住み、饅頭屋町で饅頭屋を営み、東京の塩瀬総本家さんにもつながっています
私が林神社を訪れたのは平日の午前中。人がおらず、とても静かでした。朱色の小さな社とまんじゅうの石碑。手を合わせて拝んでまいりました。
◎林神社への行き方
近鉄奈良駅から徒歩約5分のところにあります。商店街とは反対方向(JR奈良駅方面)へ進み、大通りから少し入ったところにあります
京都・吉田山の麓にある菓祖神社にも林浄因さんが祀られております。そちらへもぜひ


2. 米飴や金平糖のある、砂糖傳増尾商店さんへ
1854年創業の砂糖屋さん砂糖傳増尾商店さん。昔の町家が残る奈良町にあります
店舗は木造の幅広の建物。風情があって素敵な佇まいです。
店内には和三盆やきび糖などの砂糖や、米飴、金平糖などが販売されています。
増尾商店さんでのおすすめは金平糖。味がいろいろあり、珍しいものは大和茶や柿の葉味など。金平糖は日持ちするので、お土産にきっと喜ばれますよ

◎砂糖傳増尾商店への行き方
近鉄奈良駅から徒歩10~15分ほど。奈良町を目指して歩いてください

3. 和菓子屋・甘味処:寧楽菓子司 中西与三郎さん
奈良町の一角にある和菓子屋、中西与三郎さん。販売と喫茶の両方があります
中西与三郎さんは店舗がとっても素敵です。建物は奥に長い町家。天井が高く、土間もあり、ギャラリースペースになっています。
店内には昔の製餡機やせいろも展示されています。

昔の製餡機は興味深いですね~。上のハンドルを回すと重しが下がり、押しながら小豆の皮と中身(呉)を分けていたのではないかと思います。こしあん作りは大変なので、昔から製餡機が使われていたんですね。貴重な文化遺産です

中西与三郎さんでは、抹茶と上生菓子セットをいただきました。その他、ぜんざいやわらび餅などもありましたよ
◎中西与三郎さんへの行き方
近鉄奈良駅から徒歩10分ほど。増尾商店さんからは徒歩7~8分で行かれます

4. ぶと饅頭の萬々堂通則(まんまんどうみちのり)さん
奈良の老舗の和菓子屋さんです
銘菓の一つが「ぶと饅頭」。あんドーナツのような揚げ菓子で、春日大社の御祭礼にお供えされています。
奈良時代に遣唐使によって伝わった唐菓子を再現したもので、京都・亀屋清永さんの清浄歓喜団と並び、歴史あるお菓子の一つです

萬々堂さんでは、干菓子の「青丹よし」や東大寺二月堂のお水取りにちなんだ和菓子なども作られています。
今回はぶと饅頭を購入して帰りました。
◎萬々堂通則さんへの行き方
近鉄奈良駅から徒歩5~6分。餅飯殿(もちいどの)商店街の中にあります

