砂糖の勉強会を開催してみて

先日、「いろいろな砂糖を使ってあんこを作る会」を開催しました。

あんこと砂糖のおいしい関係を知りたくて、一人で研究してもツマラナイので、皆さんと一緒にあんを作って食べ比べをしてみました。

結論、

「あんの味は砂糖で変わる」

あんこは、小豆と砂糖と水で出来ているから、砂糖の影響がとても強いのですね。

 

当日は9種類の砂糖で実験しました。

上白糖、グラニュー糖、てんさい糖、和三盆糖、黒粉、黒砂糖、きび砂糖、粗糖、生砂糖(砂糖は、kaya oyatsu worksさんにご協力いただきました。)

最初は、砂糖の味比べ。

上白糖やグラニュー糖はひと口食べただけで十分でしたが、和三盆や生砂糖、粗糖などはいくらでも食べられました。砂糖が美味しいので、食べるのを止められない、という感じです。

 

続いて、砂糖別9種類のあんを食べ比べ。

(あんは、さらしあんに砂糖と水を加え、煮詰めるという即席あんこ)

上白糖とグラニュー糖では、味のすっきり感が異なり、

和三盆は、あまり和三盆の味は感じられませんが、上品な甘さのあんに

てんさい糖は、甘さ控えめなあんに、

茶色い砂糖を使ったあんは、小豆より砂糖の味がやや立つものの、いくらでも食べられるおいしさがありました。

コーヒーと合わせたら、間違いなく合いますね。

 

人気があったのは、生砂糖や粗糖、てんさい糖で作ったあん。

白砂糖のあんは、いまいち人気がありませんでしたね。

あんは実際のところ単独で食べることは少なく、何かと一緒に食べるのがほとんど。何かと合わせる場合は、白砂糖のあんをおいしく感じるかもしれません。

 

今回、砂糖によってあんの味は大きく変わることが分かりました。

だから、砂糖を変えることで、和菓子だけでなく、いろんなものに使えるのではないか、と。

洋菓子はもちろんのこと、和食、フレンチ、イタリアンなどにも行けると思いました。

あんの可能性を強く感じましたよ!

 

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