一昨日(2022.12.29)、年末企画「小豆の品種食べ比べ」を開催しました
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
日頃から小豆を炊くも、ほぼ同じ品種。
いろいろあるある小豆の品種。せっかくなので作り・味わい比べ、勉強してみたいと思っていました。
そこで今回の食べ比べを企画。
結果はいかに・・・
小豆の品種、
大きく分けて、普通小豆と大納言小豆の2種類があります。
2つを比べると、こんな感じ↓(左が普通小豆、右が大納言)

普通小豆と大納言各々に品種ありますが、
今回の企画は普通小豆の、しかも北海道産に限定。
7種類の小豆を用意し、つぶあんを用意しました。



今回用意した7種類の品種は、
①エリモショウズ
北海道産小豆のスーパースター
香りの良さと味の濃さが特徴。教室でもエリモショウズを使っています。
エリモを親にいくつもの品種が生まれ、競馬会で言えば、ディープインパクトような存在でしょうか
②きたのおとめ
エリモショウズを改良した品種。
あんにすると、色がやや薄紫色になるのが特徴です。
③きたろまん
エリモショウズから何代かの改良を経て、出来た品種。
色の美しさが特徴。ポリフェノールが他品種より豊富だそうで、だから色が美しいのでしょうかね・・・
④雅(みやび)
十勝産小豆の中から、その年の最も質の良い小豆をセレクトしたもの。
品種は主にエリモショウズから選ばれています
⑤しゅまり
エリモから、いくつか改良を経て出来た品種。
名前の由来は、小豆の粒が朱色の毬のように美しいことから。
あんにした時の色や風味の良さが特徴です
⑥ゆきむらさき
エリモとしゅまりから出来た品種。
しゅまりのような美しく、薄紫色のあんが出来るのが特徴です
⑦在来種
品種名はありませんが、地元で栽培されてきた在来の小豆です。
香り強く、あんにした時の味の濃さが特徴です

食べ比べの結果は
どれも美味しい・・・
正直、そこまで味の差を感じることはなく
小豆の風味の強弱は感じましたが、
その差もわずか。
ご参加の皆さまからも「どれも美味しいね」
とご感想をいただきました。
ということで、小豆はどれも美味しいという結果になりました^^
小豆を買う機会があったら、ちょっとだけ品種に注目してみてください。
ものによっては品種が分からないものもあります。
もし品種名が表記されていたら、こんな品種もあるのねー、と思っていただけると嬉しいです。
今ある小豆はそもそも長年の品種改良を経て、生まれてきたもの。
大切に栽培され、収穫された小豆だから、どれも味があり、美味しいのはもちろんのこと。
大事に受け継がれてきた小豆、これからも愛しく食べていきたいですね。
最後に、
2022年も無事に教室を終えられました。
教室にお越しいただきましたお客様、
ブログやレシピコラムをご覧いただいた皆様、
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
和菓子やあんが皆さまの人生や生活のハッピーにつながりますように。
良いお年をお迎えください。
2月レッスンのご案内は、1月2日にアップします。