あけましておめでとうございます。
年始はさっそく…お餅をこんがり焼き、つぶあんを添えて「亀山」に。
亀山とは、ぜんざいの汁気なしタイプのこと。京都をはじめ、関西ではよくお見かけします。関東をはじめ東日本の方にはあまり馴染みがないかも。私も以前に訪れた京都・銀閣寺近くの甘味処「きみ家」さんで、初めて知りました。
じつは、おしるこ/ぜんざいにも東西文化の違いがあるのです 。
例えば、ぜんざい。関東ではこしあんで、お餅や粟にねっとりしたこしあんが添えられています。一方の関西は、つぶあんで汁気のあるタイプのこと。さらさらしたお汁の中に小豆の粒が入っています。そして汁気のないタイプが亀山です。
おしるこは、関東では汁気のあるつぶあんのことを指し、関西では汁気のあるこしあんのことを指します。うーん、たぬき/きつねうどん・そば問題のようにややこしい💦今年は、東西和菓子文化の違いを訪ね歩いてみるのも面白いかも。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
関西のぜんざい。(京都・茶寮 宝泉の白小豆ぜんざい)
関東のおしるこ。(静岡御殿場・とらや工房のおしるこ)