先日、東京・目白にある「志むら」さんに伺いました。
志むらさんの歴史は古く、創業は戦前。昭和20年から目白にお店を構えています。(東京の和菓子は京都に比べると、歴史は浅いですが)
夏の志むらさんと言えば、かき氷が超有名。
その姿はまるで剣岳?のような、絶壁のかき氷。
いちごの果肉がのった「生いちごかき氷」が一番人気だとか。
しかし、私の目当てはかき氷ではなく、餅菓子。
志むらさんの「九十九餅」と「福餅」を求めて行って参りました。
この2つの餅、知る人ぞ知る、豆好きにはたまらなく美味しい餅菓子なのです。
◎九十九餅とは
求肥もちの中には、なんと虎豆が入っています!虎豆の和菓子なんて珍しい。虎豆はとても味が濃くて、豆だけで食べても、美味しいのです。
そして周りにはたっぷりのきなこ。餅には全卵が入り、卵白入りとは異なる味と食感です。
食べやすいサイズで、日持ちは数日。手土産にはもってこいですね。
◎福餅とは
なんと、餅生地に青えんどう豆が入っています。もちと言えば、通常は赤えんどう豆ですが、志むらさんのは青えんどう豆。しかも餅の形は、丸ではなく、筒形。珍しいです。
餅もおいしい、中のこしあんも上品でおいしい。しかもサイズもちょうどいい、といういいことづくめの福餅です。
ちなみに、志むらさんの和菓子はサイズ感が素晴らしい。薯蕷まんじゅうやどら焼きもやや小ぶりで、商品名も「姫薯蕷饅頭」と「姫どら焼き」。
ということで、目白の志むらさんのご紹介でした。
<アクセス>
JR 山手線目白駅より徒歩1~2分
1階は店舗、2階が喫茶。イートインもテイクアウトも可能です。