あんこラボの1年に1回のお祭り(勝手に名づけておりますが)、あんこの食べ比べの会が、終了いたしました。
11月23日(祝)、東京・阿佐ヶ谷の日本茶カフェ「茶とあん」さんにて開催。6名様にお越しいただきました。雨の降る中、ありがとうございました。
今年の食べ比べは、5種類のつぶあんをご用意。エリモショウズ、豊祝小豆、北海道大納言、丹波大納言、そして白小豆。どの豆も個性的。味が異なります。
エリモショウズは、一番食べ慣れているつぶあんの味。豊祝小豆はややサイズ大きめで、少しほっくり。北海道大納言は、ホクホク系のあっさり系。丹波大納言は、ホクホク系の深みのある味。白小豆は清々しい餡の味、と表現しましょうか。
小豆と言っても、品種、大きさ、産地により個性豊か。どの豆にも共通するのは、小豆農家さんが丹精こめて作った美味しさが本当に詰まっているなあ、と感じました。
さらに、今年は食べ比べに加えて、秋の味覚とあんの組み合わせもご提案。
1つ目は、栗粉のクレープとつぶあん組み合わせ
栗粉は、日本ではあまり食べられませんが、イタリアなどでよく食べられます。今回はクレープ生地を作って、つぶあんと栗あん(渋皮付ペーストにこしあんを合わせたもの)を添えて、さらにホイップクリームも一緒にお召し上がりいただきました。
写真と実際にお召し上がりいただいた形は異なります
2つ目は、秋のフルーツのマリネと大納言の蜜煮
りんご、柿、洋ナシをレモン汁でマリネしたものに、北海道大納言を蜜煮したものを添えました。
3つ目は、かぼちゃのお汁粉
かぼちゃペーストに、白小豆のこしあんを加えて、お汁粉仕立てに。かぼちゃの優しい甘さと白あんの上品な甘さがマッチした一品です。
最後に、最中につぶあんを入れて、世界に一つだけのマイ最中を作りました。
なかなか一度に小豆を食べ比べる機会はそうそうないので、またこのようなイベントを開催していきたいです。
皆さま、和菓子作りだけでなく、食材への関心がとても高く、お話がつきない。私ももっともっといろいろな食材に出会い、あんことの組み合わせをご提案していこうと思います。
小豆あんこの食べ比べは、また来秋。次回はより多くの方にご参加いただけるように、企画いたします。
ありがとうございました!