東京にある世界のスイーツ・カフェを巡りました

いつもは和菓子屋さん巡り、

時には世界各国のスイーツも巡っています。

今回ご紹介するのは、都内で各国の郷土菓子を食べられる店やカフェ3軒です。

インド、中東(レバノン)、中華スイーツ。どこのお店も個性があって、味もバラエティ豊か、美味しいのです。お店を訪問するのは楽しいですね。

このご時世、まだ海外へ自由に行ける状況ではないので、都内で各国のお菓子を食べながら、旅行気分を味わっています。


①インド/トウキョウミタイワラ(東京・西葛西)

インドの方が多い町、西葛西にあります。インドスイーツの専門店。

以前からインドスイーツには興味がありまして、世界のスイーツの多くはやっぱりフランス菓子の製法がベース。お菓子を見ても何となく作り方が思い浮かぶのですが、インドは独特!

見た目も、味も、食感も他とは違うので、材料は?作り方は?と興味深々でした。

ミタイワラさんは1階がテイクアウト、2階がカフェです。今回はインド料理に詳しい方と一緒に行ったので、2階でスイーツとスナックを注文し、インド料理について教えてもらいました。

カフェで注文したのはこちら

右下からダヒプリ、上がジャレビ、左下がラスグラ

ダヒプリは塩系スナック。生地の中に具が入り、ヨーグルトとソースがかかったもの。これが美味しかったのですよ。4個ペロリと食べてしまいました。

ジャレビは鮮やかなオレンジ色が特徴で、かりんとうのようなお菓子です。

食感は柔らかく、甘さは強いです。手でちぎって食べます。インドでは赤が縁起の良い色、料理やスイーツにも赤色が使われるそうです。

ラスグラはミルクのお菓子。カッテージチーズを丸めて団子にしたような感じ。甘いシロップに浸しながらいただきます。思っていたより甘さはマイルド。ミルクやチーズが好きな方におすすめです

続いて、1階のテイクアウト菓子へ。

ショーケースにずらりと並ぶスイーツの数々。色とりどりでどれも美味しそうですが、おすすめを4品テイクアウトしました。

・右下:カジュ バルフィ(バルフィはミルクベースのお菓子)

・右上:グド ペサン バルフィ(サトウキビ入りのバルフィ)

・左上:ピスタチョコ ラドゥ(ラドゥはひよこ豆とギーを使った団子菓子)

・左下:ペダ(キャラメルのようなミルクベースのお菓子)

インドスイーツはどれも甘さがマイルド、予想外でした・・・和菓子の甘さに慣れ過ぎているのかもしれません。

ミルクとオイルを使ったお菓子が多く、舌触りはどれも滑らかで、しっとりとして美味しかったです。コーヒーと合いますね。

インドスイーツのお店は他には無く珍しいそう。ご興味ある方はぜひ訪ねてみてください。ミタイワラさんに行くと、インドに行った気分に浸れます。


②中東レバノン/ビブロス(東京・浜松町)

JR浜松町駅から徒歩10分程のところにある、レバノン料理のレストランです。料理だけでなく、スイーツのイートイン&テイクアウトが出来ます。

お店のスタッフも中東の方なので、より現地に近い味がいただけるのではないかなと思います。

ビブロスさんで注文したのは、ピスタチオケーキ!中東スイーツと言えば、ナッツ類豊富なのが特徴。

ケーキにはピスタチオがふんだんに使われ、ややボソボソとしていますが、甘さ控えめ。ナッツを食べている感満載で、美味しかったですね。

合わせていただいたのが、ハラーウェトゥ アル ジェベン(Halawet El Jeben)。チーズをロール状に巻いたスイーツ。中にはクリーム入り、上はピスタチオです。チーズをロール状に巻くという作り方が面白いですよね。甘さ控えめでした。

アラビアンコーヒー(カルダモン入り)

テイクアウトにデーツ入りのクッキーを購入。中東と言えばやっぱりデーツ。クッキー生地はしっとりタイプ。デーツと合いました。

ビブロスさんは、中東スイーツが食べられる数少ないお店。食事も楽しめますので、中東フード・スイーツに興味ある方はぜひ。


③中華/甘露(東京・早稲田)

高田馬場駅から徒歩10分ほどのところにある、甘露さん。中国茶と中華菓子、点心のカフェです。

スイーツは薬膳系もあります。

店内は、静かでゆっくりと時間が流れる雰囲気。

私は白茶と広東式ミルクプリン(桃樹液と白玉のせ)に、蜂蜜桂花糕(金木犀の蒸し菓子)を注文しました。

広東式ミルクプリン(双皮奶)とは、卵白とミルクで作る蒸しプリン。2度蒸しするそうで、薄い2層の膜が出来るのが名前の由来。優しい甘さで、プリンの上にいろいろなトッピングをのせていただきます。

オーダーしたのは、桃の樹液と白玉団子のせ。桃の樹液とは、桃の木から採取する樹液の塊です。

「桃の木から樹液が出るの?」と思いましたが、YouTubeで採取シーンを発見。樹皮に飴色に固まった樹液が点々とつき、手で採取してました。桃の木で検索すると、樹液が出るのは当たりまえのようですね。勉強になりました。

ちなみに桃の樹液、桃の味はしません。

中華菓子といえば、月餅や揚げ菓子、台湾の豆花などがお馴染みですが、甘露さんでは中国のおやつ系スイーツが食べられるので、新しいお菓子と出会えて楽しいですよ。

蜂蜜桂花糕

白茶