【東京あんこ・和菓子巡り】12月14日赤穂浪士討ち入りにちなんだ和菓子を求めて、墨田区本所の和菓子屋さんへ

都内の和菓子屋さんを巡る、東京あんこ・和菓子巡り。今回は墨田区・本所の和菓子屋さんを訪ねました。

12月と言えば「忠臣蔵」。

12月14日は、赤穂浪士の四十七士が本所の吉良邸に討ち入りした日。時代劇や歌舞伎でおなじみですね。

忠臣蔵にちなんだ和菓子は新橋・新正堂さんの切腹最中が有名ですが、今回は吉良氏にちなんだ和菓子です。


墨田区・本所の吉良邸の目の前にある、大川屋さんを訪ねました。

赤穂浪士が討ち入りした吉良邸の一部は、現在公園として整備されています。

なまこ壁に囲まれた屋敷跡には、首洗い井戸(討ち取った吉良氏の首を洗った井戸だそう)や、お稲荷さんがありました。訪ねた日は、見学者も結構いらっしゃって、忠臣蔵の時期だからでしょうかね。

大川屋さんは1869年創業。建物はモダンで、おしゃれな丸窓のある外観です。

店内のショーケースには、銘菓の吉良まんじゅうや、定番の最中、生菓子(道明寺、杏の求肥、団子など)が並びます。これぞまさに東京の和菓子屋さんという感じ。

吉良まんじゅうを購入。焼き菓子で(おそらく、乳菓かと思います)、中にはきなこ餡。白あんときなこを合わせた餡で、焼き菓子の生地に合って、美味しかったです。

さらに、鬼へい団子と喜らら(浮島)も購入しました。本所は鬼平犯科帳の舞台でもあります。

鬼へい団子は求肥生地で柔らかく、中にはこしあんと白あん入り。周りに黒ゴマと青のりがついていますが、この青のりが香りよくて美味!浮島もうぐいす豆入りで、食感がしっとりとして美味しくいただきました。

次回、大川屋さんを訪ねたら、鬼へい団子をリピートしつつ、最中もいただきたいですね。

忠臣蔵ファンでなくても、ぜひ機会があったら吉良邸と共に、墨田区・本所を訪ねてみてください!

大川屋さんは、JR総武線両国駅から横綱横丁を抜け、徒歩8分ほど。すぐ近くには時津風部屋もありますよ。

ちなみに、墨田区には老舗の和菓子屋さんがいくつもあって、来年は墨田区の和菓子屋さん巡りが出来るといいですね。