【東京あんこ・和菓子巡り】神奈川・江の島で巡る、老舗の和菓子屋さん2軒

東京の和菓子屋さんを巡る、東京あんこ・和菓子巡り。今回は東京のお隣ですが、神奈川・江の島の和菓子屋さんを訪ねました。

江の島は江戸時代からの観光名所。江ノ島神社の弁財天信仰で、多くの参詣客が訪れていたそうです。昔から門前町には土産や和菓子がつきもの。江ノ島周辺には古くから続くお店が今も残っています。

今回は老舗の和菓子屋さんを2軒訪ねました。


1軒目は羊羹の玉屋本店さんへ

江ノ電・江ノ島駅から小田急・片瀬江ノ島駅へと続くすばな通り商店街にあります。創業は1912年(明治45年)。

木造建築の店舗は間口が広く、立派な佇まい。何と国の有形文化財に登録されているそうです。こんなに立派な木造商家を見るのは久しぶりです。

和菓子は、本練り羊羹を始め、大納言、銘菓ののり羊羹や、栗羊羹など。サイズも昔ながらの一本タイプに小型サイズもありました。

せっかく江の島に来たので、のり羊羹に塩が入ったタイプの江の島羊羹と大納言羊羹を購入して帰りました。

帰ってから早速いただきました。羊羹の上品な甘さに感動。ほんのり青のり感もあり、とても美味しくいただきました。大納言羊羹も後日食べるのが楽しみです。

2軒目は、生菓子の上州屋さんへ

続いて訪ねたのは、江ノ島駅から徒歩数分の龍口寺の横にある上州屋さん。創業は1828年(天保元年)。創業者の出身が上州・群馬ゆえに、店名も上州屋になったそうです。

和菓子は上生菓子やまんじゅう、厄除けぼたもちなど。伺ったのが年明けだったこともあり、花びら餅やときわまんじゅう(薯蕷饅頭)などもありました。

まんじゅうはもろみ酒で発酵させた酒まんじゅう。迷わず購入。

帰宅後、早速いただきましたが、生地はふんわり&いい香りで、中餡のこしあんとの組み合わせがとても美味。美味しくいただきました。きっと江の島詣に訪れた昔の人も、酒まんじゅうの美味しさに舌鼓を打っていたことでしょうね。


冬の江の島は観光客もあまり多くなく、静かでゆったり。江ノ島を訪れるなら、夏よりも断然冬がおすすめです。

<おすすめルート>
江の島に渡り、江ノ島神社(辺津宮・中津宮・奥津宮)をお参りして、途中で海鮮ランチをし、岩屋で太平洋を眺め、船で弁天橋へと戻ります。そして江の島駅周辺を歩きながら和菓子屋2軒巡り。最後に日蓮宗の龍口寺をお参りして、立派な五重塔を見物して、高台から湘南の海を眺めての4時間コースです。

お天気のいい日にぜひ。