先日「教室ではどんな刷毛(ハケ)を使っているのですか?」とご質問をいただきました。
和菓子作りにハケは欠かせません。
特にもち菓子
大福や求肥に片栗粉、わらび餅にきな粉、まぶしたり、払い落としたり、とハケが活躍します。そう、ハケが無いともちは作れないのです。
もち菓子作りにオススメなハケをご紹介します
製菓用のハケの毛は3種類
製菓用のハケは3種類あります。「天然毛」「ナイロン」「シリコン」
◎天然毛
山羊、豚、馬などの毛で作られた刷毛。毛一本一本が細く、細かい作業向き
◎ナイロン
毛の部分は、ポリエステルやアクリル製。毛は細く、洗いが楽
◎シリコン
毛の部分がシリコン製。毛は太く、シロップ塗りや卵黄を塗るのに重宝
オススメは天然毛です
3種類の中では「天然毛」
中でもイチ押しは、メー・メー 山羊さんの「山羊毛」です
豚毛や馬毛に比べて、毛が柔らかく、優しいタッチで扱えます。
以前、豚毛も使っていましたが、毛が固くて、うまく粉がのりませんでした。
山羊毛だと、これがじつにきれいに粉を払い落とせるのですね。
細く、柔らかい毛がいい!
なお、山羊毛の色は白と黒の2種類があります。
使い勝手はどちらも同じ。ただし黒は毛が抜けた際に、見つけやすいというメリットがあります。
山羊毛の取り扱い方
刷毛を使った後は、食器用洗剤で洗います。
毛の中に粉が入り込んでいることもありますので、よく洗い流してください。
洗った後は、完全に乾燥させます。乾燥前にしまうと、柄の木の部分がカビますので要注意。1~2日ほど干しておきましょう。
以上、オススメのハケのご紹介でした。