少し前のことですが、東京・六本木ミッドタウンのとらやさんの企画展「お米と和菓子」を見て来ました。
とらやさんのミッドタウン店では、定期的に展示会が開催されています
今回のテーマはお米
和菓子の材料となる「米の粉」にフォーカスされ、種類や特徴の紹介、どんな和菓子に使われているのか、白玉粉の製造方法の紹介(動画)などがありました。
和菓子の半分以上は米の粉を材料としています。さらに、米の粉は細かく分類すれば10種類以上あります。米からいくつもの粉を作る食文化は、世界広しと言えど日本だけです
米の粉を作り、使い分け、様々な和菓子を作ってきた先人の知恵と工夫には頭が下がる思いです。昔は今ほど情報が容易に入手できるわけでもなく、きっと失敗に失敗を重ね、成功にたどり着いたのではないでしょうか
とらやさんの展示を見ながら、そんなことを考えていました。
ちなみに、今回の展示で最も興味を持ったのが、とらやさんの外郎「初霜」の製造工程紹介動画
5分ほどの動画ですが、職人さんの製造場面を見られ、モニターの前に仁王立ちで見させていただきました。外郎作り、勉強になりました
六本木に行く機会があったら、ぜひミッドタウンのとらやさんの展示を覗いてみてくださいね。2023年1月11日まで開催されています
最近、お米から出来た商品をいろいろ見かけるようになりました。例えば、クラフトビールやチーズ、マヨネーズなど
食品だけでなく、米から出来たバイオマスプラスチックなどもあります。昔から廃棄米の問題が取り上げられていますが、米が有効に活用され、地球環境の保全につながるのは嬉しいこと
技術の進歩と共に、これからも米の可能性の広がりを目にする機会が増えていくかもしれませんね