蒸し立てがふんわりと美味しい「黒糖まんじゅう」、和菓子を作るなら、一度は挑戦したいもの。
まんじゅうの材料は薄力粉、黒糖、湯、重曹、そしてあんの5つ。超シンプル。だからこそ、ちょっとしたことが、まんじゅうの仕上がりに影響を与えます。
作るなら、丸くふっくらと蒸したいですね。そこで今回は、押さえておきたいポイントを6つご紹介します。
ご参考にしていただけますと幸いです
黒糖まんじゅうのレシピはコチラ→
https://ukishimania.net/kokutomanju-recipe/
<黒糖まんじゅう・作り方のポイント>
ポイント1. 黒糖を湯で溶かす時は、湯を沸かさないように
黒糖と湯を鍋に入れ黒糖を溶かしますが、その際に沸かしてしまうと、生地の水分量が変わり、蒸し上がったまんじゅうが固くなってしまいます。
ごく弱火で、黒糖を溶かすようにしてください。
もし蒸発して水分量が減ってしまった場合は、あとから湯または水を加えてください。
ポイント2. 重曹は0.1グラム単位で計る
重曹は、まんじゅうを膨らませるための膨張剤。重曹から出る炭酸ガスで、まんじゅうを膨らませます。
重曹の量は、まんじゅうの膨らみに大きく影響します。そのため、重曹は必ずレシピの量で、計量してください。
4個のまんじゅうを作る場合の重曹は0.3g。微量計で計量してください。
最近のデジタルの計りには、0.1g単位で計測可能な微量計がついています。
ポイント3. 重曹を入れたら、しっかりと混ぜる
重曹は微量の水で溶いて黒糖に加えますが、重曹を加えたら、ヘラでよく混ぜてください。
混ぜが足りないと、重曹がまんべんなく行き渡らず、生地の膨らみに影響が出てしまいます。このひと手間が大切です。
ポイント4. 生地が出来たら、30分休ませる
まんじゅう生地が出来たら、最低30分は休ませてください。室内が暑い場合などは、冷蔵庫に入れてください。
しっかりと休ませないと、生地が柔らかく、あんを包みづらくなります。
ポイント5. あんを包む時は、上を厚め、下を薄めに
まんじゅう生地であんを包む(包あん)際は、生地の上部を厚めに、下部を薄めにします。
下の部分が厚くなってしまうと、10分蒸しても蒸し上がらない場合があります。
包あんは、手が慣れないと、なかなか上手く餡を包めないもの。でもご安心ください。練習すると必ず上手になります。
包む時に「上を厚め、下を薄め」と意識するだけでも、包み方はだいぶ変わってきます。
ポイント6. まんじゅうを蒸す時の火加減は、要調整
まんじゅうを蒸す際の火加減は、中火~強火で蒸しますが、蒸し器のサイズによっては、強火では蒸し過ぎる場合もあります。
蒸してみて、まんじゅうが固くなってしまった場合、もしくはまんじゅうの表面に亀裂が入ってしまった場合は、少し火が強いかもしれません。
次回はもう少し火を弱めて、蒸してみてください。
以上、黒糖まんじゅうの作り方のポイントでした。