酒まんじゅうと言えば、寒い日に蒸かしたてをいただくイメージ。冬の名物と思っていましたが、じつは夏が本番。
麹とご飯を混ぜた「酒種」で発酵させるので、気温30℃前後の発酵に最適な夏~初秋によく作られてきたそうです。
だから今は、ちょうど発酵にいい気温。酒まんじゅうの季節なのです。
そこで、美味しい酒まんじゅうを求めて、東京・八王子と神奈川・相模原を巡ってきました。(一人で)
昔から両地域は、酒まんじゅう作りが盛んな土地。今でも酒まんじゅうを売るお店が多くあります。
探すとあるある酒まんじゅう。専門店から街の和菓子屋さんまで、結構あるのですが、何せ駅から遠い・・・車が無いと不便ですね。
今回は駅から徒歩圏内のお店を見つけ、2軒訪ねてきました。
1軒目は、北八王子の内田酒まんじゅう
「八王子の酒まんじゅう」で検索すると、まず出てくるこちら。内田酒まんじゅうさん。店名通り、商品は酒まんじゅうのみです。
最寄り駅はJR八高線の北八王子駅。駅からは徒歩3~4分です。住宅街の中に、歴史を感じさせる建物が現れます。
お店のガラス戸を開けると、麹のいい香り。素朴な作りの店内には、香りが充満しています。きっと創業以来、美味しい菌が住み続けているのでしょうね。
まんじゅうは1個から購入可能。オーダーすると、おじさまが袋に入れて下さいました。
滞在時間はわずか1分ほどでしたが、麹の香りに包まれて、幸せな気持ちに浸りました。
さっそく帰宅後、まんじゅうを試食。生地は比較的もっちり。つぶあん入りでした。美味しくいただきました。
2軒目は、橋本の志美津屋
最寄り駅は、JRまたは京王線の橋本駅。駅からは徒歩8分ほどで、街道沿いにあります。
志美津屋さんは和菓子屋さんなので、饅頭以外にも、大福やかりんとう饅頭など、いろいろな和菓子があります。酒まんじゅうは創業以来の人気商品だそうで、1個から購入可能です。
お店の中は、ほんのり麹の香り。酒まんじゅうを2個オーダー。こちらも帰宅後、早速いただきました。
生地はややふんわり系。中のあんはつぶあん。甘さもよく、美味しくいただきました。
酒まんじゅうっていいですね。味も見た目も素朴だけれども、優しい甘さに、麹の香り。噛みしめるたびに、幸せな気持ちになります。
皆さまもお時間があったら、酒まんじゅう巡りに出かけてみませんか?八王子や相模原だけでなく、青梅~奥多摩や山梨の上野原あたりも、酒まんじゅうが盛んなエリアです。
なお、JR八高線は電車の本数が少ないので、時間を検索してからお出かけされるのをおすすめします。
そして、幸せな酒まんじゅうを自分でも作ってみたいと思い、帰宅後、さっそく酒種作りに挑戦しております。
今日はやや気温が低いので、酒種は毛布にくるみ、果たしてうまく出来るでしょうか・・・
経過はまたブログでご紹介します。
都内や全国各地の和菓子巡りの様子は「和菓子・あんこ巡り/旅レポ」にてご紹介しています。