熊本の郷土菓子、いきなり団子。いきなりお客様が来ても、すぐに作れて、すぐにお出し出来るから、”いきなり” 団子と名付けられたそうです。
さつまいもを入れて蒸すので、とてもボリューミー。蒸し立ては、さつまいもがほっくり甘くて、団子はもっちり。そしてあんこが味のいいバランスを作ってくれます。
材料も、特別なものは必要ありません。ちょっとしたおやつに、お茶のお供におすすめですよ。
いきなり団子のレシピはコチラ
https://ukishimania.net/recipe-ikinaridango/
いきなり団子のような各地に伝わる郷土菓子。各地域の食文化が反映されています。
いきなり団子は熊本の粉食文化から生まれたもの。熊本・大分は畑作の穀物栽培が昔から行われており、小麦や大麦を食べる文化があったとか。
大分の「やせうま」も同じです。
小麦粉に水を加え、麺状にのばし、ゆで、ゆであがったらきなこ(黒蜜もおすすめ)をかけて完成です。
やせうま、とちょっと変わった名前ですが、由来は、昔々小さい子供が八瀬という乳母にもらったお菓子を「八瀬、うまうま(=おいしい)」と言って食べたところから、名づけられたそうですよ。
我が家も祖父母が大分出身なので、母が祖母をなつかしんでやせうまを作っていたことを覚えています。
作り方は簡単。やせうまもぜひお試しください。