端午の節句も終わりました。今年は柏餅、食べましたか?
気候もそろそろ初夏へと移り、冷たいものが食べたくなる季節になりました。
そこで今月は、ひんやりが美味しい「寒天」を特集します。
ご自宅で寒天スイーツを作ってみませんか?
寒天の魅力、それは変幻自在と無限大のアレンジ
寒天の和菓子と言えば、あんみつや水ようかん、錦玉羹などがあります。みなさん、どんな寒天和菓子がお好きですか?
寒天の和菓子の魅力は、固さ・柔らかさを変えることで、全く別の表情を持つスイーツになること
寒天の好みの固さは、人によって異なります。コリコリとした固めが好きな方から、ゆるめが好きな方まで、十人十色。
その好みに合わせて、変幻自在に作り分け出来るのが、寒天のいいところ。
そして寒天に味を加え、甘さをプラスし、トッピングも変えることで、アレンジは無限大に広がります。
寒天を使ったオススメ和菓子のレシピ
1. しっかり歯ごたえ「煎茶あんみつ」
こりこりとした歯ごたえの煎茶寒天を作ります。
煎茶の茶葉を使い、ややほろ苦い寒天は黒蜜との相性抜群です。
https://ukishimania.net/recipe-senchaanmitsu/
2. つるんと滑らか「牛乳寒天」
昔ながらの定番おやつ。牛乳寒天はつるりとやや柔らかめの食感にしています。
牛乳とみかんの素朴な組み合わせは、なぜこんなにも美味しいのでしょうか…
https://ukishimania.net/recipe-milkkanten/
3. ゆるやわな「寒天ゼリー・抹茶シロップ添え」
ゆるめの柔らかい寒天ゼリーです。
京都・大極殿さんの琥珀流しが食べたくて…今は京都に行かれないので、思い出しながら作りました。抹茶シロップをかけます
https://ukishimania.net/recipe-yurukantenjelly/
【補足】分量と材料について
◎分量について
分量は玉子豆腐器(小)1個分で計算しています。この量は作りやすく、ちょうど食べ切りサイズが出来上がります。
玉子豆腐器(小)は本当に便利なので、1個持っておきましょう。詳細は、下記のリンク先にてご紹介しています。
和菓子作りを始めるなら持っておきたい道具②:流し缶(玉子豆腐器)
https://ukishimania.net/wagashi-kata/
◎材料について
寒天は糸寒天もしくは棒寒天をお使いください。粉寒天はオススメしません。その理由とおすすめの寒天の詳細は、下記リンク先をご覧ください。
糸寒天、棒寒天、粉寒天の違いはこちらもご参考に
https://ukishimania.net/kanten-difference/
【補足】固さ・ゆるさの目安レシピ
寒天の固さ・柔らかさを決めるのは、寒天に対する水の分量です。水が少めなら固めになり、水が多めならゆるめになります。
今回は作る分量を玉子豆腐器(小)1個分を基準にしました。
そのため、水の量を固定して、寒天の量を多くまたは少なくすることで、固さ・ゆるさを変えています。
また、寒天は糸寒天または棒寒天の量です。もし粉寒天を使う場合は、7割で計算してください。
◎コリコリとした固め食感にしたい場合は
・水:330g 寒天:4g
◎標準的なつるっと柔らかめにしたい場合は
・水:330g 寒天:3g
◎ゆるく柔らかくしたい場合は
・水:330g 寒天:2g