【和菓子な人々】[後編] 日本茶カフェChatoan、開業までのストーリーをお伺いしました。

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あんこラボでもおなじみ、阿佐ヶ谷の日本茶カフェChatoan(茶とあん)。

前編に引き続き、後編はカフェオーナーの増田さんに、開業ストーリーをお伺いしました。増田さんのChatoanへの想いを、ぜひ皆様にもシェアさせてください。

それぞれのカフェにオーナーの想いがあり、ストーリーがあるのですね。個人カフェ開業を目指す方、日本茶カフェに興味のある方、必見ですよ。


増田さん、いつ頃からカフェ開業を考え始めたのですか?

カフェを持ちたいと思ったのは、6~7年前からだと思います。でも、実際に具体的な準備を始めたのは、3年程前からです。

 

カフェ開業に向けてどんな準備をされたのでしょうか?

接客やお茶の勉強のため、コーヒーのカフェで働いたり、お茶の試飲販売などをしました。資金を貯める必要もあったので、平日には以前からの仕事を、土日祝日にダブルワークしていました。

きつくなかったと言えば嘘になりますが。。。その時の経験がなければ今の私はありません。
また、休日には日本茶カフェやコーヒーのカフェなどを回り、飲み歩き、食べ歩きを沢山してきました。素敵な店や、そうでない店など幅広く見ることで、“自分の店らしさ”つまりコンセプトを、具体化していけたように思います。

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カフェ開業には立地選びがとても重要かと思います。なぜ阿佐ヶ谷を選ばれたのですか?

カフェをするなら、絶対に愛着のある町でと思っていました。そのため、自分が住んでいる、阿佐ヶ谷以外には考えられませんでした。

ただお金儲けのためなら、別の場所の方が良かったかもしれません。でもずっと繋がりたい街や人があってこそ、私自身が楽しめる。そんなふれあいの中で、店も私も成長できると思っています。

 

阿佐ヶ谷にお住まいだったのですね。ぜひ、阿佐ヶ谷の魅力を教えてください!

阿佐ヶ谷には、美味しいお店や映画館など、楽しいスペースがたくさんあります。それゆえ、街にはいろいろな表情があります。

初めて阿佐ヶ谷を訪れた時から「街が生きている」そんな風に感じています。また、大人の街と言えるほど大人になりきれていない所も良いですし、庶民的で、温かい街です。

阿佐ヶ谷の温かい方々に、Chatoanはすでに守られている気がします。

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阿佐ヶ谷・中杉通りのケヤキ並木

カフェ開業に向けて、セミナーなどにも参加されたのでしょうか?

杉並区と東京商工会議所の2つの創業セミナーに参加しました。その他、参加できるものはすべて参加しています。

セミナーでは、もちろん書類の作成方法など、いろいろな情報をいただき、先輩方の開業例もお聞きすることができ、とても参考になりました。

そして何よりも、他の参加者の方と繋がれたことが、とても大きな収穫でした。同期の方からの情報がなければ、今も店が持てていなかったかもしれません。不安や悩みも共有できるので、大きな心の支えになっています。

 

増田さん、ChatoaNでのおすすめの過ごし方を教えてください

とにかくお客様にはのんびり心地よく楽しんでいただきたいと思います。

煎茶と言うと堅苦しいイメージかもしれませんが、作法なんて関係ありませんのでお気軽に!内装や家具選び音楽、すべてそこを基準に考えました。お茶のイメージと同じく「ほっこり、ま~ったり」です。

私一人の店なので、可能な限りお一人お一人のご希望にも添えるようにしたいと思っています。ぜひ、カウンターに座ってお茶を淹れる様子を見ながら、おしゃべりも楽しんでいただきたい。

売っているものはお茶やスイーツではありますが、本当にご提供したいのは、心地の良い時間そのものです。もちろん、一人静かに過ごしたい方もどうぞ!

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増田さん、ありがとうございました。
ぜひ皆様もChatoanでほっこり、まったりしてくださいね。


Chatoan(茶とあん)
住所:東京都杉並区阿佐谷北1丁目21-28 1階(地図にリンク)
営業時間:10~19時
Chatoan facebook

Chatoanへの行き方
JR中央線 阿佐ヶ谷駅から徒歩8分。阿佐ヶ谷駅の改札口を出たら、中杉通りを北上し、通り右側の個別指導スクールIEを右折します。

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