あんこ作りについて、
こんなご質問をよくいただきます。
「あんを作るなら新豆の方がいいのでしょうか?」
「新豆とひね豆のどちらが、あん作りに向いていますか?」
秋になると、豆売り場やネットショップで
「新豆」という言葉を見かけます。
米に新米があるように、豆にも新豆があります。
新豆と新豆ではない豆の違い、今いち分かりにくいですよね。
今回は、
新豆と新豆ではない豆(ひね豆)の違いと
あん作りでの使い分けについて、
分かりやすくお伝えします。
新豆・ひね豆とは?
新豆とは
その年に収穫された豆のことを、新豆と呼びます。
一般的に小豆の場合は、
秋に収穫され、その年の年末までのものが新豆です
(年が明けても、新豆となっている場合もあります)
ひね豆とは
ひね豆は、
収穫から時間の経った豆のことを指します。
保存期間が長くなることで、
豆の状態や性質が少しずつ変化します。
新豆とひね豆の主な違い
① 吸水のしやすさ
- 新豆
→ 比較的吸水しやすい - ひね豆
→ 新豆に比べると、吸水に時間がかかる
新豆はまだ乾燥が進んでいないため、吸水が早く終わります
② ゆで時間の違い
- 新豆
→ 比較的短時間で柔らかくなる - ひね豆
→ 新豆に比べるとゆで時間がやや長くなりやすい
③ 味わいの違い
- 新豆
→ 風味がやさしく、みずみずしい
→ あっさりした味わい - ひね豆
→ 小豆の味が濃く、コクがある
→ しっかりした風味
どちらが美味しい、というより
味の方向性が違うと考えると分かりやすいです。
米と一緒です。
新豆だから必ず美味しい、ひね豆だから劣る、ではありません
「新豆=良い豆」
「ひね豆=古くて良くない豆」
と思われがちですが、
実はそうではありません。
あえてひね豆を選ぶこともあります
理由は、ゆで時間が安定しているからです
まとめ
- 新豆は、収穫からその年の年末までの豆
- ひね豆は、収穫から少し時間の経った豆
- 新豆は吸水やゆで時間がやや短くなる(ひね豆と比べて)
あん作りでは、
「どちらが正解」ではありません
ぜひ、
新豆・ひね豆それぞれの良さを楽しんでみてください。
💡 ワンポイント
豆の状態を知ると、
「ゆで時間」「渋切り」「重曹」の判断が
ぐっとしやすくなります。
