【お客様ご紹介シリーズ】岩手・花巻で甘味を始める三宅さん

「和カフェを始めたい」「甘味処を開業したい」という方、あんこラボには同じような夢や目標を持って来られる方がたくさんいらっしゃいます。

最近は、減りつつある街の甘味処。そもそも和菓子屋さんも減少の一途。何と寂しいことか・・・しかし、そんな時代だからこそ「お店を始めたい!」という方がいるのは本当に嬉しいこと。ぜひ夢の一歩をお手伝いしたいです。

今回は、まさに今からその一歩を踏み出そうとされている方をご紹介します。

同じような夢を追う仲間がいるのは心強いこと。ぜひ迷われている方、記事を読んで一歩を踏み出しましょう!


今回の登場人物は、岩手・花巻でカフェをされている三宅さん。お店で甘味メニューの提供を予定されています。

花巻と言えば、宮沢賢治。市内には宮沢賢治ゆかりのものが数多くあります。なんと!三宅さんのカフェも、宮沢賢治にゆかりあり。賢治が設計した花壇のある、旧橋本邸別邸にあるそうです。

宮沢賢治と言えば、私の中では「銀河鉄道の夜」か「注文の多い料理店」ですが、童話作家としてだけでなく、詩人、教師、農業技術指導に加え、音楽も好きだったとか。多才な賢治が庭の設計もしていた、というのも納得ですね。


宮沢賢治の設計した庭

さて、花巻ご出身の三宅さん、長く東京にお住まいでしたが、今年から花巻に戻られ本格的にカフェをされることになりました。

そもそもカフェはお兄様夫婦が始められ、これまでもコーヒーや軽食を出されていたそうです。宮沢賢治マニアの方が花壇を見に訪れたり、最近では若い方も邸内の雰囲気が気に入って、何度も訪れる方もいるとか。

三宅さんは、花壇やカフェを訪れるお客様に向けて、コーヒーだけでなく、お茶や甘味も積極的に出していきたいと考えていらっしゃいます。


茶寮かだん内

もともと三宅さんは、日本のイタリア料理のさきがけ「サバティーニ」でサービスや内部で働かれ、その後はご主人さまの会社を手伝われていたとのこと。

年を重ね、次第に着物や和菓子などの「和」に心を奪われるようになり、せっかくならカフェでも洋菓子ではなく、和菓子や甘味を出したいと思うようになったそうです。

そしてあんこラボで1年ほど、単発のレッスンをご受講されていました。

これからは具体的にメニュー作り、仕入れ先の確保、試作をされ、今夏から甘味を出される予定です。岩手は食材の宝庫。地産地消のメニューも予定されています。

 

最初は三宅さんご自身も「実際にメニューを出せるようになるか、ちょっと不安です…」とおっしゃっていました。おそらくその不安は、具体的なイメージが描けていないからゆえだと思います。

前進するには「具体化する」「行動する」しかありません。

具体化とは、いろいろなお店を食べ歩くこと。食べ歩いて、自分だったらこうしたい、というイメージを描くのです。そうすることで、次に進むべき道が見えてきます。何もイメージが無ければ、不安ばかりが募るか、妄想が膨らむだけです。

三宅さんにもイメージを持っていただくため、都内の甘味処4軒を回っていただきました。回った後は「大丈夫。出来るような気がしてきました」とニッコリされていましたよ。


甘味処を始めたい方、和菓子作り未経験でも大丈夫です。お客様に喜ばれる甘味処を作るのであれば、スゴ腕は必要なし。「和菓子が好き」「甘味をお客様に提供したい」という強い気持ちとセンスがあれば、誰でも出来ます。

行動しましょう!

また、三宅さんのカフェの様子は随時ブログでご紹介させていただきます。頑張ってください!花巻や岩手にお越しの方は、ぜひお立ち寄りくださいね。

岩手・花巻の三宅さんのカフェの詳細はコチラ

茶寮かだん
10:00~18:00(定休日:木曜日)
https://hanamaki-kadan.com/
https://ja-jp.facebook.com/kenjinokadan/

※ホームページも三宅さんご自身でワードプレスで作成されました。

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