炊飯器で手軽に作る赤飯も美味しいけれど、昔ながらの「蒸し器」で作る赤飯は、やっぱり格別です。
蒸し器のフタを開けた瞬間に立ちのぼる、香ばしいもち米の湯気。 口に含むと、一粒一粒が立っていて、噛むほどに甘みが広がる――。 この「本格的なふっくら感と粒立ち」は、蒸し器だからこそ出会える最高のごちそうです。
「蒸し器を使うのは、少し手間がかかりそう……」
「初めてだから上手くできるか不安……」
そう思われるかもしれません。 確かに、炊飯器のボタンを押すだけよりは少し時間がかかります。 けれど、そのひと手間をかけるだけの価値が、この赤飯には絶対にあります。
「作ってよかった!」と思える感動の仕上がりを、ぜひ体験してみてください。 ※分かりやすい手順動画も一緒に掲載していますので、初めての方も安心して挑戦してみてくださいね!
蒸し器で作ると、なぜこんなに美味しいの?
もち米は粘りが強いため、炊飯器で普通に炊くと「べたつき」や「煮崩れ」「焦げ」が起きやすい特徴があります
一方、蒸し器を使うと……
- 水蒸気でじっくり均一に火が通る
- 米粒がつぶれず、一粒ひと粒がシャキッと立つ
- ベたかずに、冷めてももっちり美味しい!
赤飯にとって「理想的な食感」に仕上げることができるのです。
美味しく仕上げる秘訣は「振り水(ふりみず)」
蒸し器で美味しく作るための、一番大切なプロのポイントが「振り水」です。
もち米は蒸気だけでは水分が足りなくなってしまいます。 蒸している途中でサッと水を補給してあげることで、中まで硬さのない、しっとりふっくらとした赤飯に仕上がります。
動画も合わせて、ぜひチェックしてみてくださいね。
材料(2人分/出来上がり約300g)
- もち米:150g(1合)
- ささげ:15g(もち米の10%)
- ※小豆でも代用可能です(同量15g)。
- ささげのゆで汁:約50g
💡 小豆とささげ、どちらを使う?
ささげは皮が破れにくく縁起が良いとされ、おめでたい席の赤飯によく使われます。一方、小豆は皮が柔らかくホクホクとした食感が楽しめます。お好みで選んでみてくださいね。
道具
- 蒸し器
- ボウル
- ザル
- さらし布 または クッキングシート
作り方(調理時間:約90分/浸水時間を除く)
※全体の流れや火加減は、ぜひ動画と合わせてご覧ください!
① もち米を準備する(浸水:2〜3時間)
もち米を優しく洗い(割れやすいので力を入れすぎないのがコツ)、たっぷりの水に2〜3時間浸しておきます。
② ささげをゆでる(30〜40分)
鍋にささげとたっぷりの水を入れ、沸騰したら弱火にして30〜40分ゆでます。 ※豆が湯から出ないよう、途中で水を足してください。
少し柔らかくなったら火を止め、ゆで汁(50cc)を取っておきます。このゆで汁が、赤飯を綺麗なピンク色にしてくれます!
③ もち米をほんのり色づける(5分)
浸水したもち米の水気をしっかり切り、ボウルに入れます。
取っておいたゆで汁(50cc)のうち2/3の量を加え、5分ほど置いてうっすらと色を染み込ませます。その後、再びザルにあけて水気を切ります。
④ 1回目の蒸し(強火で20分)
蒸し器のお湯をしっかり沸騰させます。 蒸し器にさらし布(またはクッキングシート)を敷き、もち米を広げて強火で20分蒸します。
⑤ 美味しさの魔法「振り水」をする
蒸し上がったもち米を一度ボウルに移し、残りのゆで汁を全体に回しかけます(これが振り水です)。
そのまま5分ほど置いて吸水させ、ささげを上にのせます。
※ボウルに移すのが面倒な場合は、蒸し器の中で直接振り水をしてもOKです!
⑥ 2回目の蒸し(強火で10分)
再び蒸し器に戻し、強火で10分蒸します。
蒸し上がったらボウルに移し、もち米とささげをやさしくサッと混ぜ合わせたら完成です!
保存方法・賞味期限
- 常温保存:当日中にお召し上がりください。
- 冷凍保存:ラップに包んで冷凍可能です。食べるときは、蒸し直すか電子レンジで温めると、炊きたての美味しさが戻ります。
おわりに
蒸し器で作る赤飯は、水蒸気で包み込むからこそ出せる「歯ごたえとふっくら感」があります。
手を入れた時間だけ、出来上がったときの感動もひとしおです。
特別な日の祝い事はもちろん、何でもない日のご馳走にも。 ぜひ動画を見ながら、本格的な赤飯づくりに挑戦してみてくださいね!

