さつまいもにはいろいろな品種がありますが、中でもとびきりの甘いのが「安納いも」。
安納いもは、種子島を中心に栽培されています。形はゴロンと丸くて、皮は白っぽく、果肉は濃い黄色なのが特徴。もともとはインドネシア・スマトラ島から持ち帰って栽培が始まったそうですよー
左側2本が安納いも
私が初めて安納いもを食べたのは、焼きいもでした。ねっとりとしていて、甘さが濃厚で、そしてあふれる蜜。「焼きいもから蜜ーーぅ!」と、それまで食べ慣れていたホクホクの焼きいもとの違いに驚いたことを覚えています。
では安納いもは、なぜこんなにも甘いのでしょうか?
じつは、安納いもは他のさつまいもと比べて、ショ糖の量が多いのです。ショ糖とは普段使っている砂糖のこと。だから糖度が高くとっても甘いのです。
「安納いもの濃厚な甘さを活かし、砂糖控えめの和菓子を作れないか」と考えたのが、安納いもの「芋ようかん」です。
安納いもを裏漉しして、少量の砂糖とわずかな塩だけで作ります。
材料も作り方もシンプルなので、ポイントは「加熱時にいかに安納いもの甘さを引き出すか」つまり加熱の仕方にあります。
では芋は煮るのでしょうか?蒸す?あるいは焼く?電子レンジ?
おすすめは「炊飯器」で炊きます。
炊き方はご飯と同じ。お釜に芋と芋がかぶる以上の水を入れてスイッチON。約30分後には甘い甘いさつまいもが炊き上がります。
これは、さつまいもの主成分がでんぷんなので、ご飯と同じように、ゆっくりと加熱すると、甘みが引き出されるからなのです。
あるいは蒸してもOKです。
スイッチを入れてから、炊き上がりまで放っておけるのも楽ちんですしね。
ぜひ安納いもの芋ようかん、お試しください。
レシピは、下記のリンク先よりご覧ください。
和菓子・あんこのレシピサイトwagashi ukishimania
「しっとり濃厚な芋ようかん」のレシピ